キャンプでは、設営や食事、焚き火を楽しむ時間がある一方で、ふと「このあと何をしよう」と手持ち無沙汰になることもあります。

雨が降って外で遊びにくくなったとき、夜に焚き火が落ち着いてきたとき、設営が終わって食事まで時間があるときなど、キャンプには意外と自由な時間があります。

この記事では、キャンプ中の暇つぶしを「雨の日・テントの中」「天気が良いとき・屋外」「夜の焚き火後」「ソロキャンプ」の4つのシーンに分けて紹介します。

自分の状況に合う過ごし方を見つける参考にしてください。

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【シーン別早見表】キャンプ中の暇つぶし

シーン おすすめの過ごし方
雨・テントの中 ボードゲーム・トランプ・読書・火を使わない料理の下ごしらえ
天気が良い・屋外 モルック・ネイチャービンゴ・水辺遊び・写真テーマ縛り・朝の散歩
夜の焚き火後 星空観察・会話・スケッチ・翌日の計画
ソロキャンプ 読書・コーヒー・日記・パズル

雨でテントに籠もったときの暇つぶし

キャンプ中に雨が降ると、外で予定していた遊びがしづらくなることがあります。

ただ、テントやタープの下で過ごす時間は、雨音を聞きながらゆっくりできる特別な時間でもあります。

ここでは、雨の日でも楽しみやすい暇つぶしを紹介します。

① ボードゲームをランタンの灯りの下で広げる

キャンプの夜にボードゲームをするのは、家の中とは少し違った楽しさがあります。

ランタンの灯りの下でカードを広げ、外の雨音を聞きながら遊ぶ時間は、キャンプならではの雰囲気があります。

キャンプに持っていくなら、箱が小さく、広いスペースを使わないカードゲームタイプがおすすめです。荷物の隙間に入れやすく、テーブルが小さくても遊びやすいからです。

ito(イト)

itoは、1〜100の数字カードを引き、その数字の大きさをお題に沿った言葉で表現しながら、全員で順番を考えていくゲームです。

たとえば、お題が「怖いもの」なら、小さい数字は「蚊」、中くらいの数字は「幽霊」、大きい数字は「真夜中の物音」のように表現できます。ただし、数字そのものを言うことはできません。

全員の表現が出そろったら、数字が小さいと思う順にカードを出していきます。順番が合っていれば成功ですが、途中で順番を間違えると失敗となり、ルールに応じてライフが減ります。

itoの面白さは、人によって感覚が違うところです。「それってそんなに怖いの?」「自分ならもっと低い数字だと思った」といった価値観のズレが、自然な会話や笑いにつながります。

キャンプでは、「焚き火より熱いもの」「テントより狭い場所」など、自分たちでキャンプにちなんだお題を作って遊ぶのもおすすめです。

項目 内容
プレイ人数 2〜10人
プレイ時間 約30分
キャンプおすすめ度 ★★★★★

ワードウルフ

ワードウルフは、全員に似ているけれど少し違うお題が配られ、会話の中で少数派の「ウルフ」を見つけるゲームです。

たとえば、多数派には「犬」、少数派には「猫」というお題が配られます。プレイヤーは自分のお題を直接言わずに会話しながら、誰が少数派なのかを探ります。

「今の発言、少し違和感があるかも」と感じた瞬間から、会話が探り合いに変わるのがこのゲームの面白さです。

スマホアプリで遊ぶ場合は、事前にアプリをダウンロードしておくと安心です。キャンプ場では電波が不安定なこともあるため、紙のお題カードやカード版を用意しておくと、より確実に遊べます。

項目 内容
プレイ人数 3人以上が遊びやすい
プレイ時間 約10〜20分
キャンプおすすめ度 ★★★★★

ナンジャモンジャ

ナンジャモンジャは、奇妙な生き物のカードに名前をつけ、再び同じ生き物が出てきたら、その名前をいち早く叫ぶゲームです。

初めて出た生き物には、プレイヤーが自由に名前をつけます。同じ生き物が後から出てきたら、最初につけた名前を思い出して答えます。

このゲームの面白さは、変な名前をつけた生き物が再登場したときにあります。全員が思い出そうとして焦ったり、まったく違う名前を叫んでしまったりして、自然と笑いが起こります。

カード中心のシンプルな構成なので、荷物になりにくい点もキャンプ向きです。

項目 内容
プレイ人数 2〜6人
プレイ時間 約15分
キャンプおすすめ度 ★★★★☆

② トランプで定番ゲームを楽しむ

道具としてコンパクトで汎用性が高いのがトランプです。

大富豪・ポーカー・七並べ・ババ抜きなど、1セットでさまざまなゲームができます。人数や年齢に合わせて遊び方を変えられるため、家族や友人とのキャンプにも向いています。

キャンプで使うなら、防水加工のトランプを選ぶと安心です。濡れた手で触ったり、テーブルに水滴がついたりしても扱いやすくなります。

③ 読んでいなかった本や漫画を読む

日常では「読みたいけど読めていない」本がたまっている人も多いのではないでしょうか。

雨音を聞きながらテントやタープの下で本を読む時間は、キャンプならではの落ち着いた過ごし方です。

文庫本や薄い漫画なら荷物にもなりにくく、バックパックに1冊入れておくだけで暇つぶしになります。スマホの通知から離れて、ゆっくり読書に集中できるのも魅力です。

④ 火を使わない料理の下ごしらえをする

雨で外遊びがしづらいときは、火を使わない料理の下ごしらえをゆっくり進めるのも過ごし方のひとつです。

野菜を切る、調味料を混ぜておく、ホットサンドの具材を準備するなど、テント内でも火を使わずにできる作業に限定すると安全です。

バーナー・コンロ・炭火などを使う調理は、必ず屋外の換気のよい場所で行いましょう。テント内や車内など換気が不十分な場所で火器を使うと、一酸化炭素中毒や火災につながるおそれがあります。

雨の日は無理に調理を進めるのではなく、安全にできる準備だけを行うのがおすすめです。

天気が良いときの屋外暇つぶし

晴れているキャンプでも、食事の前後や設営後などに「何をしよう」と迷う時間はあります。

外で過ごせるときは、体を動かす遊びや自然を観察する遊びを取り入れると、キャンプらしい時間を楽しめます。

⑤ モルックでキャンプ場を盛り上げる

モルックは、フィンランド発祥の屋外ゲームです。木の棒を投げて、スキットルと呼ばれる木のピンを倒し、得点を競います。

1〜12の数字が書かれたスキットルを並べ、プレイヤーは一定の距離からモルックを投げます。1本だけ倒れた場合はそのピンの数字が得点になり、複数本倒れた場合は倒れた本数が得点になります。

合計50点ちょうどを目指すルールが特徴で、50点を超えると点数が戻るため、単にたくさん倒せばよいわけではありません。

年齢や体力に関係なく楽しみやすく、チーム戦にもできるため、キャンプ場での屋外遊びに向いています。

項目 内容
プレイ人数 2人〜(チーム戦も可)
プレイ時間 約30〜60分
キャンプおすすめ度 ★★★★★

⑥ ネイチャービンゴで自然の中を探し回る

ネイチャービンゴは、自然の中でお題を探していく遊びです。

ビンゴカードに「丸い石」「赤い実」「鳥の声が聞こえる場所」「コケが生えた木」などのお題を書き込み、キャンプ場内を歩きながら見つけていきます。

特別な道具は必要なく、紙とペンがあれば始められます。子どもだけでなく、大人も自然をよく観察するきっかけになります。

ただし、キャンプ場のルールに従い、植物をむやみに採ったり、立ち入り禁止の場所に入ったりしないようにしましょう。

⑦ 川や湖で水辺遊びをする

川や湖の近くのキャンプ場であれば、水辺で過ごす時間も楽しめます。

石を投げて水切りに挑戦したり、浅瀬で足をつけたり、景色を眺めながら涼んだりするだけでも、キャンプらしい時間になります。

ただし、水辺では安全確認が欠かせません。川は浅く見えても急に深くなったり、流れが強くなったりすることがあります。ライフジャケットを着用し、子どもだけで水辺に近づかせないようにしましょう。

雨の後や増水しているとき、流れが速いと感じるときは、水遊びを避けることが大切です。

⑧ 「今日のテーマカラー」で写真を撮り歩く

出発前やキャンプ場に着いてから、1色だけテーマカラーを決め、その色のものを見つけるたびに写真を撮る遊びです。

たとえば「赤」と決めたら、花、テント、看板、落ち葉など、キャンプ場の中にある赤いものを探します。普段は見過ごしている景色も、テーマを決めるだけで違って見えてきます。

撮った写真をあとで見せ合い、「一番キャンプらしい写真」「一番意外な写真」などを選ぶと、夕食後の話題にもなります。

⑨ 朝の散歩でキャンプ場の景色を楽しむ

早起きしてキャンプ場の周辺を散歩すると、日中とは違う景色に出会えます。

朝露が残る草地、木漏れ日、鳥の声など、朝ならではの静かな雰囲気を楽しめるのが魅力です。

ただ歩くだけでもよいですが、「面白い形の石を見つける」「朝の光がきれいな場所を撮る」など、テーマを決めると暇つぶしとしても楽しめます。

キャンプ場の外に出る場合は、管理ルールや周辺環境を確認し、無理のない範囲で散歩しましょう。

夜の焚き火後の過ごし方

焚き火が落ち着いてきた夜、寝るにはまだ少し早い時間は、キャンプならではの静けさを楽しめる時間です。

明るい時間とは違い、ゆっくり話したり、空を見上げたりする過ごし方が向いています。

⑩ 焚き火を囲みながら話し込む

焚き火を囲んでいると、自然と会話が続くことがあります。

炎を見ながら話していると、普段はあまり話さないことも口にしやすくなるものです。子どもの頃の話、次に行きたい場所、最近考えていることなど、テーマを決めずに話すだけでも十分な過ごし方になります。

無理に盛り上げようとせず、薪が燃える音を聞きながらゆっくり過ごす時間も、キャンプの魅力です。

⑪ スマホアプリで星座を調べながら星空を見る

キャンプ場は街灯が少ない場所もあり、都市部より星が見えやすいことがあります。

星座アプリを事前にダウンロードしておくと、スマホを空に向けるだけで星座の位置を確認できます。通信環境が不安定な場所もあるため、使いたいアプリは出発前に準備しておくと安心です。

「あの明るい星は何だろう」と調べながら空を見ると、星空観察がちょっとしたアクティビティになります。

夜間は足元が見えにくいため、移動するときはライトを使い、安全な場所で星空を眺めましょう。

⑫ スケッチブックに目の前の景色や焚き火を描く

スケッチブックと鉛筆を持っていけば、焚き火やテント、夜の景色を描いて過ごせます。

うまく描く必要はありません。「今日見た景色を残す」くらいの気持ちで描くと、写真とは違った思い出になります。

絵が苦手な人でも、焚き火の形やランタンの灯りなど、目に入ったものを簡単にメモするだけで十分です。あとから見返したとき、その日の空気感を思い出しやすくなります。

⑬ 翌日のプランを地図を広げながら話し合う

夜の落ち着いた時間に、翌日の予定を考えるのもよい過ごし方です。

スマホの地図だけでなく、紙の地図やガイドブックを広げると、旅らしい雰囲気が出ます。「明日は近くの温泉に寄ろう」「この道を通って帰ろう」など、次の日の楽しみが増えていきます。

無理のない移動時間や天候も確認しながら、翌日のプランをゆっくり話し合ってみましょう。

ソロキャンプの暇つぶし

ソロキャンプは、自分のペースで過ごせるのが魅力です。

一方で、話し相手がいない分、手持ち無沙汰に感じる時間もあります。一人だからこそ楽しめる過ごし方を用意しておくと、より充実した時間になります。

⑭ 普段読めていない本を1冊読み切る

ソロキャンプで読書をするのは、定番の過ごし方のひとつです。

人に話しかけられることが少なく、スマホからも少し離れやすいため、本に集中しやすい環境が作れます。

「このキャンプで1冊読み切る」と決めておくと、夕方から夜にかけての時間にちょうどよい目的ができます。文庫本や電子書籍など、荷物になりにくい形で持っていくのがおすすめです。

⑮ 一人でコーヒーを丁寧に淹れる時間を作る

豆を挽くところからコーヒーを淹れると、その工程自体が暇つぶしになります。

キャンプ用のコンパクトなコーヒーミルやドリッパーを使えば、荷物を大きく増やさずに楽しめます。

お湯を沸かし、豆を挽き、ゆっくり注ぐ時間は、ソロキャンプならではの贅沢な過ごし方です。朝や焚き火の前など、自分の好きなタイミングで楽しめます。

⑯ 日記や旅のメモを書く

スマホではなく紙のノートに、その日見たものや感じたことを書き留めるのもおすすめです。

食べたもの、天気、焚き火の様子、周囲の音など、細かいことを書いておくと、あとから読み返したときに思い出がよみがえります。

写真には残りにくい「匂い」「音」「そのときの気分」も、言葉にすると記録として残せます。

⑰ 一人で黙々とパズルを解く

一人で遊べる暇つぶしとして、パズルや数独もキャンプに向いています。

紙のパズル本なら荷物になりにくく、テントの中やタープの下でも遊びやすいです。小さなカードタイプのパズルゲームを持っていくのもよいでしょう。

雨の夜や寝る前の時間に、ランタンの灯りで静かに取り組むと、ソロキャンプらしい落ち着いた時間を過ごせます。

キャンプに遊び道具を持っていくときの選び方

キャンプに遊び道具を持っていくときは、家で遊ぶときとは少し違う基準で選ぶ必要があります。

荷物の量やテーブルの広さ、天候の変化を考えておくと、現地で使いやすいものを選べます。

コンパクトで荷物にならないものを選ぶ

キャンプでは、テント・寝袋・調理道具など、必要な荷物が多くなりがちです。

そのため、遊び道具はできるだけ小さく、カバンの隙間に入るものを選ぶと持っていきやすくなります。カードゲーム、トランプ、文庫本、パズル本などは荷物になりにくいアイテムです。

ボードゲームを持っていく場合も、大箱のものより、カード中心のコンパクトなものを選ぶと扱いやすくなります。

スペースを取らずに遊べるものを選ぶ

キャンプのテーブルは、飲み物や食器、ランタンなどで埋まりやすいです。

広い盤面を必要とするゲームより、カード数枚で遊べるものや、手元だけで完結するもののほうがキャンプでは使いやすいでしょう。

テント内やタープ下で遊ぶ場合は、カードが風で飛ばないように注意し、飲み物をこぼしにくい場所で遊ぶことも大切です。

ルール説明が短く終わるものを選ぶ

キャンプでは、初めて一緒に遊ぶ人や、ボードゲームに慣れていない人が混ざることもあります。

そのため、ルール説明が長いゲームより、3分ほどで説明できるシンプルなゲームのほうが始めやすいです。

「すぐ始められる」「途中参加しやすい」「失敗しても笑える」ゲームを選ぶと、キャンプの雰囲気にも合いやすくなります。

まとめ

キャンプ中の暇つぶしは、シーンに合わせて選ぶと迷いにくくなります。

シーン おすすめの暇つぶし
雨でテントにいるとき ボードゲーム・トランプ・読書・火を使わない料理の下ごしらえ
天気が良いとき モルック・ネイチャービンゴ・水辺遊び・写真テーマ縛り・朝の散歩
夜の焚き火後 星空観察・会話・スケッチ・翌日の計画
ソロキャンプ 読書・コーヒー・日記・パズル

キャンプでは、何もしない時間も魅力のひとつです。

ただ、雨の日や夜の時間、ソロキャンプで手持ち無沙汰になりそうなときは、暇つぶしをいくつか用意しておくと安心です。

次のキャンプでは、今回紹介した中から気になるものを1つだけ試してみてください。準備が少ないものから始めれば、キャンプの時間をよりゆったり楽しめます。