普段何気なく遊んでいるボードゲームにも、意外な誕生秘話や制作の裏側があります。

定番ゲームの歴史を少し知るだけで、次に遊ぶときの見え方が少し変わるかもしれません。

今回は、友達や家族とのゲーム会で話したくなる、ボードゲームの豆知識を7つ紹介します。

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その1|ナンジャモンジャはロシア生まれのカードゲーム

出典元:楽天市場

あの謎の生き物たちに名前をつけて遊ぶ「ナンジャモンジャ」は、ロシア生まれのカードゲームです。

海外では「Toddles-Bobbles」というタイトルで知られており、日本ではすごろくやが2016年に日本語版を発売しました。

日本版では「ナンジャモンジャ」という印象的なタイトルがつけられ、「シロ」「ミドリ」という絵柄違いの2種類で展開されています。

「ナンジャモンジャ」という言葉には、どこか不思議で覚えやすい響きがあります。

ゲーム内容も「よくわからない生き物に名前をつけて呼ぶ」というものなので、タイトルを聞いただけでも世界観が伝わりやすいのが魅力です。

もし別のタイトルだったら、ここまで親しまれるゲームになっていたかはわかりません。

遊び方のわかりやすさだけでなく、名前のインパクトもヒットの理由のひとつといえそうです。

その2|モノポリーの原型は「地主制度への批判」から生まれた

出典元:楽天市場

不動産を買い、家やホテルを建て、ほかのプレイヤーからお金を集める「モノポリー」。

資産を増やしていくゲームとして知られていますが、その原型には少し意外な歴史があります。

モノポリーの元になったとされるのは、アメリカのリジー・マギーが考案した「The Landlord’s Game」というゲームです。

彼女は、土地を独占することで一部の人が利益を得る仕組みに疑問を持ち、その問題をゲームを通して伝えようとしました。

つまり、もともとは土地の独占や地主制度の問題を考えるための教育的なゲームだったのです。

その後、このゲームの仕組みが広まり、チャールズ・ダロウによるアレンジなどを経て、現在知られている「モノポリー」として商品化されました。

土地の独占を批判するために生まれたゲームが、資産を増やして勝利を目指す定番ゲームとして世界中で遊ばれるようになったというのは、なかなか皮肉な話です。

その3|人生ゲームのルーツは道徳を学ぶゲームだった

出典元:楽天市場

お正月や家族で遊ぶゲームとしておなじみの「人生ゲーム」。

そのルーツをたどると、19世紀のアメリカで作られた「The Checkered Game of Life」というゲームに行き着きます。

このゲームを作ったのは、アメリカの印刷業者であるミルトン・ブラッドレーです。

ゲームには、善い行いをすると進めるマスや、悪い行いによって不利になるマスがあり、人生における善悪や道徳を表現する内容になっていました。

現在の人生ゲームといえば、就職、結婚、出産、マイホーム、転職など、人生のさまざまなイベントを楽しむゲームという印象が強いでしょう。

しかし、もともとは人生の選択や価値観を学ぶ要素が強いゲームだったのです。

その後、100年ほど経ってからルーレットや紙幣などの要素が加わり、現在の人生ゲームに近い形になりました。

日本では1968年に初代の人生ゲームが発売され、長く親しまれる定番ボードゲームとなっています。

その4|初代人生ゲームにはアメリカ版らしいマス目があった

日本で1968年に発売された初代「人生ゲーム」は、アメリカ版をもとに作られました。

そのため、当時のマス目には日本の生活感とは少し違う、アメリカ版らしい表現も見られました。

たとえば、「金鉱を発見する」「ロールスロイスを買う」といった、アメリカンドリームを感じさせるマスがありました。

また、当時の日本ではあまりなじみのない表現も含まれていたとされています。

現在の人生ゲームは、日本の時代背景や生活に合わせて内容が変化しています。

就職、結婚、転職、投資、ペット、SNSなど、その時代らしい要素が反映されているのも特徴です。

昔の人生ゲームを見ると、当時の人々がどのような人生をイメージしていたのかが伝わってきます。

ゲームとして遊ぶだけでなく、時代の変化を感じられる点も、人生ゲームの面白さといえるでしょう。

その5|ボードゲームの歴史は5000年以上前にさかのぼる

テレビもスマホもなかった時代、人々はどのように遊んでいたのでしょうか。

その答えのひとつが、ボードゲームです。

ボードゲームの歴史はとても古く、古代エジプトで遊ばれていた「セネト」は、紀元前3100年頃までさかのぼる最古級のボードゲームとされています。

盤面を使って駒を進めるゲームで、現代のすごろくやバックギャモンに近い要素を持っていたと考えられています。

また、日本にも「盤双六」と呼ばれる遊びが伝わりました。

これは現在のすごろくとは異なり、サイコロを振って駒を進めるバックギャモンに近い遊びだったとされています。

古くから人々は、盤面を囲み、運や戦略を楽しんできました。

そう考えると、現代のボードゲーム会も、何千年も続く遊びの文化の延長にあるといえそうです。

その6|カルカソンヌは南フランスの城塞都市から着想を得たゲーム

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タイルを並べて、道や街、草原を広げていく「カルカソンヌ」。

このゲームの名前は、フランス南部に実在する城塞都市「カルカソンヌ」に由来しています。

作者のクラウス=ユルゲン・ヴレーデは、南フランスの旅や中世の歴史、城塞都市の風景から着想を得たとされています。

そのインスピレーションが、タイルを組み合わせて街を広げていくゲームの世界観につながりました。

カルカソンヌは2000年に発売され、その後、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞しました。

現在では多くの拡張セットが登場しており、世界中で遊ばれている名作ボードゲームのひとつです。

旅先で見た風景や歴史への関心が、世界的に愛されるゲームにつながったと考えると、少しロマンを感じますね。

その7|ウボンゴはスワヒリ語で「脳」を意味する

出典元:楽天市場

パズルゲームとして人気の「ウボンゴ」。

決められた形になるようにピースを組み合わせ、誰よりも早く完成を目指すスピード感のあるゲームです。

タイトルの「Ubongo」は、スワヒリ語で「脳」を意味するとされています。

頭を使ってピースをはめていくゲーム内容にぴったりの名前です。

作者は、ポーランド生まれのゲームデザイナー、グジェゴシュ・レヒトマンです。

もともとはスウェーデンで発表され、その後「Ubongo」として展開されました。

日本でも、子どもから大人まで楽しめる知育系パズルゲームとして親しまれています。

ルールはシンプルですが、実際に遊んでみると意外と頭を使います。まさに「脳」をフル回転させるゲームといえるでしょう。

まとめ

普段何気なく遊んでいるボードゲームにも、調べてみると意外な歴史や制作の背景があります。

ナンジャモンジャのように海外から日本に入ってきたゲームもあれば、モノポリーのように社会への問題意識から生まれたゲームもあります。

人生ゲームのように、時代に合わせて内容が変わり続けているゲームもあります。

こうした裏話を知っておくと、ゲームを遊ぶ前後の会話も少し盛り上がるはずです。

次にボードゲームを遊ぶときは、「実はこのゲーム、もともとは……」と話してみてはいかがでしょうか。

ゲームそのものだけでなく、その背景まで楽しめるようになるかもしれません。