「ボードゲーム」「アナログゲーム」「カードゲーム」「テーブルゲーム」——最近よく耳にするこれらの言葉、実はどれも似ているようで微妙に意味が違います。

「ボードゲームって結局アナログゲームと同じじゃないの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、それぞれの言葉の定義と関係性をわかりやすく整理し、初めてボードゲームに触れる方が迷わないよう解説します。

アナログゲームとは何か

アナログゲームとは、電源を使わずに遊ぶゲームの総称です。

コンピューターやスマートフォンを使うデジタルゲームに対して、カードやコマ、ダイスなどの物理的な道具を使って遊ぶゲーム全般を指します。

「アナログゲーム」という言葉は主に日本で使われている呼び方で、ボードゲーム・カードゲーム・テーブルゲームなどをまとめて表現するときに使われます。

つまり、アナログゲームはこれらすべてを包み込む「大きな傘」のような言葉です。

ボードゲームとアナログゲームの違い

結論からいうと、ボードゲームはアナログゲームの一種です。

アナログゲームという大きな分類の中に、ボードゲームが含まれているイメージです。

アナログゲームの中には、次のような種類があります。

種類主な特徴代表例
ボードゲーム専用のボードを使うカタン・カルカソンヌ・チェス
カードゲームカードのみで遊ぶito・ゴキブリポーカー・UNO
ダイスゲームダイスが中心ヤッツィー・キング・オブ・トーキョー
タイルゲームタイルを並べるラミィキューブ・アズール
正体隠匿ゲーム役割を隠して遊ぶ人狼・タイムボム
協力ゲーム全員で勝利を目指すパンデミック・閃光のハサミムシ

「ボードゲーム」という言葉は本来、専用のボード(盤)を使うゲームだけを指します。

しかし現在では「カードゲームも含めたアナログゲーム全般」を指す言葉として広く使われるようになっており、日常会話では「ボードゲーム=アナログゲーム全般」として使われることがほとんどです。

カードゲームはボードゲームと違うの?

厳密にいうと、カードゲームはボードゲームとは別のカテゴリです。

ボードゲームは盤(ボード)を使う、カードゲームはカードのみで遊ぶ、という違いがあります。

ただし現実的には、カードとボードを両方使うゲームも多く、「これはボードゲームかカードゲームか」と厳密に分けることに意味はあまりありません。

ボードゲームカフェに行けばカードゲームも並んでいますし、「ボードゲームが好き」という人がカードゲームを楽しんでいることも珍しくありません。

初めて触れる方は「ボードゲーム=カードゲームも含めたアナログな対面ゲーム全般」くらいのゆるい理解で問題ないでしょう。

テーブルゲームとはどう違うのか

テーブルゲームは、テーブル(机)の上で遊ぶゲームという意味で、ボードゲームやカードゲームとほぼ同義で使われます。

カジノでの用語として「テーブルゲーム(ポーカー・バカラ・ルーレットなど)」という言い方をする場合もありますが、ボードゲームの文脈では「アナログゲーム全般」を指す言葉として使われています。

「アナログゲーム」という言葉が使われるようになった理由

「アナログゲーム」という呼び方が広まったのは、デジタルゲーム(テレビゲーム・スマホゲーム)が普及した2000年代以降のことです。

それ以前は単に「ゲーム」といえばボードゲームやカードゲームのことを指していました。

デジタルゲームと区別する必要が生まれたため、「電源を使わないゲーム=アナログゲーム」という呼び方が定着したという背景があります。

特にゲームショップやボードゲームカフェなど業界内では「アナログゲーム」という表現がよく使われています。

どちらの呼び方を使えばいい?

日常会話では「ボードゲーム」で問題ありません。

「アナログゲームが好きです」より「ボードゲームが好きです」のほうが伝わりやすく、検索するときも「ボードゲーム おすすめ」のほうが情報が多く見つかります。

「アナログゲーム」はやや業界寄りの言い方で、ゲームショップのスタッフやボードゲーム上級者との会話では自然に使われます。

初心者のうちは「ボードゲーム」で統一しておけば困ることはないでしょう。

初心者におすすめのアナログゲーム3選

「ボードゲームもカードゲームも含めたアナログゲームを試してみたい」という方に向けて、ジャンルの異なる3作品を紹介します。

いずれも初めて遊ぶ方でもルールがわかりやすく、幅広い人数・年代で楽しめる名作です。

ito(イト)|価値観のズレが笑いを生む協力カードゲーム

itoは、1〜100の数字が書かれたカードを引き、その数字を直接言わずにお題に沿った言葉で表現しながら、全員で小さい順にカードを出していく協力ゲームです。

たとえばお題が「好きな食べ物の人気度」なら、自分の数字の大きさに合わせて人気が高そうな食べ物を言葉で伝えます。

「50番台って何だろう?」と迷いながら伝えた言葉を、相手が「それ80番台じゃない?」と言い返す価値観のズレが笑いを生みます。

カードゲームでありながら、会話と笑いが自然に生まれる一本です。

ルール説明が3分で終わり、初対面のグループでもすぐに打ち解けられます。

項目内容
プレイ人数2〜10人
プレイ時間30分

カタン|交渉と開拓が楽しいボードゲームの定番

カタンは、サイコロを振って資源を集め、道・開拓地・都市を建設しながら勝利点を競う世界的な名作ボードゲームです。

専用のボードと大量のコンポーネントを使う「ボードゲーム」の代名詞的な存在で、世界累計3,000万個以上を販売しています。

「資源を交換してほしい」「その場所には建てないでほしい」といった交渉が毎ターン発生し、プレイヤー同士の駆け引きが白熱します。

項目内容
プレイ人数3〜4人
プレイ時間60〜90分

ゴキブリポーカー|嘘と心理戦を楽しむカードゲーム

ゴキブリポーカーは、ゴキブリやネズミなど8種類の嫌われ者カードを相手に押し付け合うカードゲームです。

カードを裏向きで渡しながら「これはゴキブリです」と宣言しますが、本当でも嘘でも構いません。

差し出された側は「本当か嘘か当てる」か「中身を確認して別の人に回す」かを選びます。

宣言が本当だったのに「嘘だ」と言った場合は指摘した側の前にカードが置かれ、嘘だったのに見抜けなかった場合は宣言した本人の前にカードが返ってきます。

同じ種類のカードを4枚集めてしまった人、または手札がなくなった人が負けです。

コンパクトなカードゲームでありながら、ボードゲームに負けない心理戦と盛り上がりを生む傑作です。

項目内容
プレイ人数2〜6人
プレイ時間20分

まとめ

難しく考えず、「電源なしで机の上で遊ぶゲーム全般=ボードゲーム(アナログゲーム)」という理解で十分です。

ボードゲームとカードゲームの厳密な違いよりも、まず1本手に取って遊んでみることのほうがずっと大切です。

今回紹介した3本はどれも初心者が遊びやすい名作ですので、ぜひ最初の1本として試してみてください。